今回は今年2月に発売になった新しいシグネチャーギターについて紹介します。 まずは、2016年発売したシグネチャー第一弾から紹介します。 ■ SWITCH SCOM-3C DB Igusa Seiji発売されたモデルは、サイド&バックはココボロとローズウッドの2種類あります。 一番の特徴はネック幅の広さと、サドル上での弦ピッチ(弦の間隔)がクラシックギター並みに広いです。 それによって、フィンガースタイルでのピッキングの安定感と各弦の分離が非常にいいギターになりました。 トップの模様はピックガードではなく塗装です。これは自分でデザインしました。
OMディープボディとココボロの重さが合わさって中低音の密度が濃い音色です。 以前リリースしたソロアルバム"Feel So Good"や松井祐貴さんとのデュオアルバム"Sound Intersection"のメインギターとして使用しました。 そして今回発売されたシグネチャー第二弾。 2020年2月発売になりました。 ■ SWITCH 00 Igusa Seiji
サイズが一回り小さくOMからOOに。ディープボディから通常ダブルオーの薄胴に。 スケールも648mmから628mmに変更。艶あり塗装から艶消し塗装になり、見た目も雰囲気もかなり変わりました。 サウンドも第一弾と打って変わってヴィンテージ材を使ったことでドライな中高音域寄りに、それでいて角が取れた綺麗な高音です。 ペグはお馴染みのゴトー510、チューニングの安定性が抜群です。僕の持ってるアコギは、ほぼ全てこのペグが付いてます。 ピックアップは後付けでディマジオのマグネットピックアップ。今まではサンライズのマグネットを使っていましたが、 最近はディマジオのサウンドがお気に入りです。見た目もこのギターと相性抜群! ボディにはTRIALのRAPTOR SYSTEMが入っています。 ■ ライブで使いやすいギターを目指してライブでは機材やセッティング、会場のスピーカーなどの環境も大事ですが ストレスなくリラックスして弾けることが、結果、一番良い音に繋がると思っています。 シグネチャー第二弾を作るにあたって、メーカーサイドにお願いしたのは2点。 ・軽量なこと ソロライブは長いと2時間弾きっぱなしになります。 なので、肩に負担がかからない様になるべく軽量で取り回しの良いギターを目指してもらいました。 そこでトップはヴィンテージ材を使い、サイドバックはローズ系の材より軽いマホガニーに。レスポンスもかなり早くなりました。 ・艶消し塗装 シグネチャー第一弾の時はツヤありの黒塗装でした。この見た目、とても気に入っていてYouTubeの動画でも好評だったのですが、、、 ライブではステージの照明が当たると鏡の様に反射して、客席から演奏が見づらいという問題が起きました。 なので、第二弾のモデルは照明が当たっても見やすい様に艶消し塗装に変更。極薄サテンフィニッシュにすることで軽量化にもなりました。 ■2本のシグネチャー第一弾の『SWITCH SCOM-3C DB Igusa Seiji』
第二弾の『SWITCH 00 Igusa Seiji』 それぞれコンセプトもサウンドも全く違うので、レコーディングは曲によって使い分けていこうと思います。 ライブは今後『SWITCH 00 Igusa Seiji』がメインになってくると思いますが、これもイベントに合わせて使い分けていきます。 このギターが気になった方は、是非2本弾き比べてみて下さい。 |